2023年9月21日木曜日

9月19日(火)の定例会:保津峡~清滝の植物観察

 交野自然の杜クラブの皆さま

919日定例会は保津峡観察会で、22名の参加でした。

コースは日陰なので、吹く風は涼しく、たくさんの植物を楽しむことができました。

先ず初めに富永さんから保津川の名の由来や、源流について伺い、出発しました。

初めに迎えてくれたのはカリガネソウ、その変わった形と特有の匂いが印象的です。

クマノミズキは果実が熟す頃に果柄が赤くなると高橋さんに教えていただきました。

ヒノキの果実がこれでもかと言わんばかりに鈴なりでビックリ。

オオヒキヨモギ、キハギ、ネコハギ、ハダカホオズキ、クサギの花、そして、

シリブカガシの雌花序が雄花序群よりも長く伸び、柱頭が3裂しているのを確認。

保津峡はシリブカガシの北限とのこと、たくさんの成木があり、幼木もあったのですが、

イズセンリョウの葉とよく似ていて、判断がつきにくかったです。

2億年前の地層が層状にそそり立つ崖の裾には、ヒトツバ、ミツデウラボシ、

コバノカナワラビ、クマワラビ、トウゲシバ、トラノオシダ、コバノイシカグマなど

たくさんのシダ類があり、シダを学び始めたメンバーはやや興奮気味です。

清滝川沿いに出て、イヌトウバナ、ウリクサと、足下ばかり見ていると、

リンボクがたくさん蕾をつけているよと高橋さんが教えてくれました。あと少しで満開です。

そしていよいよオヒガンギボウシ登場、テンションが上がります。

富永さんから、苞が枯れ落ちない、蕾がらせん状に付くので、上から見ると星のように

見えるなどの特徴を教えていただき、じっくり観察しながら、昼食休憩。

対岸にもたくさんのオヒガンギボウシ、ちょうど見頃に来られてよかったです。

水際にはイブキシダ、崖にはシシラン、道沿いにはヒメカナワラビ、ナチシダ、イヌシダ、ヌリトラノオなどシダの宝庫です。

竹岡さんが葉先の尖ったミヤマフユイチゴや刺の長いアリドオシも見つけて下さいました。

猿渡橋の近くの芭蕉の句碑前で記念撮影をして、清滝バス停へ。ここで解散し、

バスに乗る組と、嵐山まで歩く組に分かれました。

トンネルはお化けが出るぞと脅かされましたが、明るく、とっても涼しくて快適でした。

ただしその後どんなに暑かったかは言うまでもありません。

結局、嵐山でバス組と一緒になりました(笑)。 福島いずみ


写真はHPをご覧ください。https://katano-sizen-teiki.blogspot.com/

 

 

👬👭 猿渡橋の近くの芭蕉の句碑前で参加の皆さん


芭蕉の句碑(
清瀧や波にちり込靑松葉



🌺🌸オヒガンギボウシ:本日の主役です。沢山咲いていました🌷🌸🌹!

-2

-3


カリガネソウ


カリガネソウ-2:アブが止まって重みで反転!

🌻センニンソウ
クマノミズキ︰実
ヒノキ:実

クサギ
クサギ 2
ダンドボロギク
ダンドボロギク 2
オニタビラコ

🌸ハダカホウズキ

オオヒキヨモギ:高橋弥生さん撮影:写真有難うございます\(^o^)/
ハグロソウ

🚂トロッコ列車(保津峡駅)が対岸に& サルスベリ

🌺🌹シリブカガシ




ミツデウラボシ
ミツデウラボシ 2(裏)
ヒメジャゴケ?
ヒガンバナ
🌺🌹
イヌコウジュ?

ミヤマコンギク




👬バス停前で解散:ここから後は嵐山までのお散歩コース組です。💦💨


トンネルを抜けると、、鳥居本です。(嵯峨鳥居本伝統的建造物群保存地区)

シュウメイギク
お地蔵さんもお出迎え!

ヒヨドリジョウゴ



竹林を抜けると嵐山渡月橋です:この辺は観光客は少ないですが、、しばらくして一杯でした!

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