2023年10月18日水曜日

10月17日:宝塚自然の家周辺での観察会

 交野自然の杜クラブの皆さま


爽やかな秋晴れの下、宝塚自然の家周辺での観察会を行いました。

武田尾からバスに乗り西谷の集落へ、遠路16名が集まりました。

放棄田ではセイタカアワダチソウが盛大に咲いていましたが、ツリガネニンジンやワレモコウ、ゲンノショウコ、イヌタデ、ミゾソバ、ウナギツカミなども頑張っています。

自然の家に近づくとツクシハギやママコナがきれいに咲いていました。

自然の家内にある松尾湿原を一巡、ムラサキミミカキグサ、ホザキノミミカキグサやイヌノヒゲ類、キセルアザミの花を見てから、ヤマラッキョウ・センブリ・リンドウの蕾、ヒメシロネ、アブラガヤ、コマツカサススキの果実など湿生植物を見ました。

この湿原もボランティアの手で復活させ維持しているものです。


BBQ広場で昼食を摂り、トイレ横のセンブリの蕾やロゼットを観察、開花まであと10日はかかるでしょう(センブリの開花は例年11月です)。

そして本日一番のおすすめの場所へ。咲いているか心配でしたが、幸いアカバナも残っており、4日前には咲いてなかったイヌセンブリがあちこちで咲いていて感激です!

ウメバチソウの美しい花、イヌヨモギの花、クチナシグサの越冬芽、タチカモメヅルの果実、ミズオオバコの花などを見ることができました。

近隣の農家の方の草刈りの仕方が適正なためだと思います。オケラやゴキヅルが見つけられなくて残念でしたが、気を取り直して大原野湿地へ寄りました。

キクバヤマボクチ、サワギキョウ、ミヤマウズラ、アキノギンリョウソウなどを見ました。この湿地もボランティアによって保たれています。手間はかかっても除草剤を使わず、適正な草刈りがされることで残されている里山のすばらしさを十分に味わっていただけたのではと思います。                    福島いずみ



 



👬👭 JR武田尾からバスに乗り西谷小学校に到着、出発前の参加の皆さん
🍁🌸
ゲンノショウコ(白花)
ゲンノショウコ(赤花)


センブリ  :昼食をとった BBQ広場 は未だ蕾。


イヌセンブリ:畑横の溝の斜面に。


本日のメイン:沢山咲いていました
ウメバチソウ:家紋の梅鉢に似ています

ウメバチソウは1日ごとに雄しべが1本ずつ立ち上がって倒れていきます。

1日目は全部の雄しべが花柱に付いています。 

開花1日目


ウメバチソウ1

ウメバチソウ 2
ウメバチソウ 3

オオニシキソウ


ヒロハフウリンホオズキ:実を開いてみたら、、、
(熱帯アメリカ原産の帰化種)

ヒロハフウリンホオズキ:花
ヒロハフウリンホオズキ:実はホオズキ似ているが赤くならない。
ヨメナ
チカラシバ
キクイモ
アキノキリンソウ


アカバナ
アキノウナギツカミ
アキノキリンソウ

クチナシグサの越冬芽

アキノギンリョウソウ
アキノタムラソウ
キセルアザミ
コウヤボウキ
コムラサキ
サルトリイバラ:実
サワギキョウ
サワヒヨドリ
ツクシハギ
ツリガネニンジン 1
ツリガネニンジン 2
ツルリンドウ:実
ママコナ
ミゾソバー1
ミゾソバー白花
ミヤマウズラ
ホザキノミミカキグサ
イヌノヒゲ


ミヤマガマズミ:実
ワレモコウ
タチカモメヅル:実


ヒメアギスミレ:変わった葉!(形がブーメラン、便座?)

キクバヤマボクチ


ミズオオバコ

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🐞🐜🐛
ゲジゲジ(通称)ゲジ目ゲジ科ゲジ属ゲジ(正式名)
コサギ:帰りのバス停近くの池で、
アブラガヤにヒメアカネ
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