2025年5月20日火曜日

5月20日:定例会(武田尾)の報告

交野自然の杜クラブの皆さま


5月20日の定例会は武田尾でした。
朝からJRが止まったため全員の集合が遅れ、開始が30分遅くなりました。
それでも23名が参加して、奥本さん・田中朱実さんの案内に眼と耳と心を傾けました。

クゲヌマラン・ヒメウラジロそしてイヌザクラ・ヨコグラノキ花などを見たあと
トンネルをくぐりぬけ、ニガキの果実を観察・味見?武田尾橋を渡りながら振り返ると
満開のエゴノキが、見下ろせば川の中の岩場に咲くサツキツツジの原種、なんか健気やな。

右岸に着くと「夏は来ぬ」の歌(空耳かな?)とともにウツギの説明が、そこで「今
日はウツギと名のつく10種の植物が見られます」と資料をいただき、
みんな興味津々です。1番目はフサフジウツギです。

木陰は涼しく快適です。エンコウカエデ・ヤマボウシ・ムラサキシキブ・キハギなど
を見て、ミカエリソウ・アキチョウジの葉、シラホシムグラを見たあと、
出ました2番目コゴメウツギ花、ツクバネウツギは萼が5枚やね。

ケハンショウヅル花やたくさんの蕾が見られて感激、ヤマルリソウの4分果はボタン
のようで可愛く、濃い真紅の花のヤブウツギは美しい、
ミツバウツギのブルマの話で盛り上がり、アブラチャン・フユザンショウ幼果、
葉先が尾状に尖るコバノチョウセンエノキはくろんど園地にもありますよ!
これを発見したのは水谷さんとか)、
シラキの雄花序、じゃあ雌花はどこじゃ(まだ出てないみたいよ)。
ミツバベンケイソウ・ヒナラン・オオヒキヨモギなどを見て、
ニッコウバイカウツギを教えていただく、来週来たら咲いているかも。
ギンレイカの葉裏には紫の斑点があるんだね。
オカウコギとヤマウコギでまた悩み(勉強になります!)。

ここで昼食休憩。1時から午後の部開始。
タニウツギの花、オニグルミ幼果、半寄生のカナビキソウ、ウラジロウツギ、
ツチアケビの蕾、クサソテツ(コゴミ)を「採集」、コクサギの種子散布法と
その飛距離にびっくり、コガクウツギの白い花が美しい。

これで10種のウツギコンプリートです!そしてクライマックスはシライトソウの大群落、
圧巻です!ただ眺めるだけではすまない面々、花弁は何枚?雄しべは何本?
ルーペで見つめます。うまく写真撮れたかな?

あらためて武田尾の植生の豊かさを感じたとっても楽しい観察会でた!
奥本享子さん、田中朱実さん、途中小話もあり刺激的で面白い案内、
本当にありがとうございました!

写真はHPをご覧ください。  福島いずみ
      福島いずみ

https://katano-sizen-teiki.blogspot.com/


👪👫 参加の皆さん 23名

🌳🌴🌷🌸🌺
まずは、、圧巻のシライトソウ その1
その2
シライトソウ その3:アップ
シライトソウ 4:アップ
シライトソウの花は、花被片が6個あります。下部の2個は非常に小さいですね。

シライトソウ 5:アップ



シライトソウ 6 (右上の葉はキヨスミギボウシとのこと。)

🌵🌷🌴ウツギ いろんウツギがか観察できました。\(^o^)/

ニッコウバイカウツギ 別名ケバイカウツギ
ニッコウバイカウツギの葉の裏 毛が多い。
ヤブウツギ 1
ヤブウツギ 2


コガクウツギ
コゴメウツギ

🌸🌵🌴

ツチアケビの蕾 

テイカカズラ
🌵🌷皆さん、橋の上から川の何かを見ています。???
 (武田尾の武庫川渓谷の岩場などに自生するサツキ(原種)で、
  僅かな隙間に根を下ろし、 遠目でもはっきり分る燃えるような赤い色の花をつける。)

サツキツツジの原種
ジャケツイバラ 1
ジャケツイバラ 2
スイカズラ
ヤマウコギ
アブラチャン
イブキシモツケ 花の後
ウワミズザクラの花の後
エゴノキ 1


エゴノキ 2
オニグルミ たくさん雄花の房が落ちていました。
キブシ
コクサギ 果実は熟すと、内果皮と種子が飛び出すとのこと。
コバノチョウセンエノキ
🍁🌵🌸
ケハンショウヅル1
ケハンショウヅル2
ケハンショウヅル 3
🌷🌵
ギンレイカ 葉の裏の紫の点々
ギンレイカ
シラホシムグラ
ヤマルリソウ
イヌガラシ
エビガライチゴ
ツタバウンラン
カナビキソウ




**
今回も沢山写真いただきました(斉藤さん、松平さん)ありがとうございます!
**


2025年5月2日金曜日

4月29日の定例会(穂谷から白旗池)

 交野自然の杜クラブの皆様


4月29日の定例会は前日の雨がうそのような爽やかな晴天に恵まれ、
穂谷バス停に25名が集まりました。
里山の自然が残る穂谷で、どんなお花に出会えるのかとみんな興味津々、ワクワク!
しかし、農家さんの畦や脇道にはくれぐれも立ち入らないようにと厳重に釘を刺され、
気持ちを引き締めて出発。

歩き始めると遠方には紫の桐の花、藤の花が見られます。 
道脇にはコメツブツメクサ、ベニバナツメクサなどの帰化種もありますが、
ニシノオオタネツケバナ、カキドオシ、コバンソウ、コバノタツナミ、ツボスミレ、
ヌカボシソウ、ヤマスズメノヒエ、コメガヤ、ワレモコウ、ツリガネニンジン、
ホタルブクロなど残していきたいこの里山本来の植物がたくさん見られます。

えびこ道に入るとキランソウ、ムラサキケマン、ウマノアシガタ、ミヤコアオイ、
イヌガンソクなども見られ、蝶の舞うのどかな里山の風景の中で、
春の草花をゆっくりと満喫しました。

枚方野外活動センターで小休止と記念撮影。
 道中カスミザクラやツクバネウツギの花、さらにアマドコロ、ミヤマナルコユリ、
ギンランなどもあって感激、
またミヤマガマズミ・コバノガマズミ・カマツカの花など楽しみながら白旗池に向かいます。 途中、ササユリの保護柵やビロードイチゴ、ジロボウエンゴサク、
そして珍しいアミガサタケなども見られました。

白旗池で昼食、その周辺ではシュンラン・オトコヨウゾメ・チゴユリの花、
観察小路では植栽されたラショウモンカズラ・ユキモチソウ・ムサシアブミ・ニリンソウ・
イカリソウなどを観察、数々の小さな滝のあるやや急なサワガニの道を下り、
つりふね橋に出て、2時半ころ津田駅に帰りました。
 普段見られないたくさんの植物を見ることができてありがたいと思いますが、
本来の植物以外を持ち込むことには違うと感じました。
木戸さん、富永さん、内容豊富でとてもエキサイティングなコースのご案内、
ありがとうございました!

👪👫 参加の25名のみなさん



🌷🌸🌺🌹🌻🌼🍀🌿
ウマノアシガタ 1
ウマノアシガタ2
ベニバナツメクサ

コバンソウ
ヤマスズメノヒエ
コメガヤ
コメガヤ 2
カキドオシ
キクムグラ花の基部に葉状の苞が付く。
キランソウ
コバノタツナミソウ 別名 ビロードタツナミ
シラー・ペルビアナ 外来の園芸種。別名オオツルボ
ツボスミレ
トウカエデ
ハルジオン
アミガサタケ3兄弟
ギンラン1
ギンラン2
ギンラン 3

**
アマドコロ



クサイチゴ

ジロボウエンゴサク
ツクバネウツギ
ニガイチゴ


ムラサキケマン


**
カマツカ
コバノガマズミ
ノダフジ
ヒメコウゾの雄花
ミヤコアオイ 1
ミヤコアオイ2
*ミヤコアオイ 3

チゴユリ
オトコヨウゾメ
ウラシマソウ

ユキモチソウ
ムサシアブミ




ヤブニンジン
ヤマツツジ
ヤマボウシ
💥⛺白旗池
***
オオデマリ
ニリンソウ



ラショウモンカズラ
**ヤマシャクヤク幼果
マツヨイグサ

観察中1
観察中2
帰り道にもオオデマリ
****
今回の写真は、斎藤さん、福島さん から頂いています。
ありがとうございました。